【成人式】振袖・髪型情報

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概説

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』引用


成人式(せいじんしき)とは、地方公共団体などが、成人式を行う年度内に成人に達する人々を招き、激励・祝福する行事(イベント)。講演会やパーティーを開いたり、記念品を贈ったりする。

成人を祝う儀礼は古くからあり、男子には元服・褌祝い、女子には裳着・結髪などがあった。文化人類学や民俗学では、こうしたものを通過儀礼(イニシエーション)の1つとして扱う。

日本における今日の成人式は、終戦間もない1946年11月22日、埼玉県蕨市において実施された「青年祭」がルーツとなっている。敗戦により虚脱の状態にあった当時、次代を担う青年達には明るい希望を持たせ励ましてやりたいと、当時の埼玉県蕨町青年団長の高橋庄次郎氏が主唱者となり青年祭を企画した。会場となった蕨第一学校でテントを張り、青年祭のプログラムとして行われた「成年式」が現在の成人式の原型となった。

蕨市の「青年祭」に影響を受けた国は、1948年に公布・施行された祝日法により、「おとなになったことを自覚し、みずから生きぬこうとする青年を祝いはげます」の趣旨のもと、翌年から1月15日を成人の日として制定した。それ以降、ほとんどの地方で成人式はこの日に行われるようになった。その後、1998年の祝日法改正(通称:ハッピーマンデー法)に伴って、2000年より成人の日は1月第2月曜日へ移動している。




新成人の定義と開催時期

成人式の参加対象となる成人は、前年の「成人の日」の翌日からその年の「成人の日」までに誕生日を迎える人を祝う日となっている。しかし、最近では前年の4月2日からその年の4月1日に成人する人を式典参加の対象にする、いわゆる学齢方式が定着するようになっている。
(年齢方式の場合、誕生日の遅い早生まれの人が他の参加者が殆ど見ず知らずの人になってしまったり、ハッピーマンデー制度によりその年の成人の日は19歳で翌年の成人の日は21歳と言うケースがある(1987年1月9日〜13日生まれの場合など)ためとも言われている。)
(余談だが、札幌市の場合は、1998年までは「20歳になる前から一人前の大人として自立する意識を持たせる」観点から、その年に20歳の誕生日を迎える人【例=1998年の場合は1978年の1月から12月までに生まれた人が参加可能】を成人式参加の対象者とする数え年(暦年)型の基準だった。しかし、この基準では1浪しただけで式典参加が困難になる場合が多いうえ、前年に他市町村で成人式の対象とならなかった人が翌年、進学や転勤などで札幌市に転入した場合、2年続けて参加対象者から外れる場合もあるなど若者の不評が多く、結局2000年から学齢方式に変更された)

1960年代までは、新成人は半数以上が既に社会に出ている勤労青少年だったが、1970年代以降、大学進学率(者)の増加や中卒・高卒就職者の減少から、新成人全体に占める在学者の割合も年々増加しており、現在に至っている。

成人式は、今日では「成人の日」前日の日曜日、又はその年のゴールデンウィークやお盆、或いは松の内に行う市区町村も多い。特に郡部(町村)では後者で行われる場合が多いが、これは就職や進学で郡部を離れる人が多く、その郡部にある実家に帰省する人が多いお盆や松の内に前倒しして行う方が参加しやすい、晴れ着などに金銭をかけなくて済むという配慮が働いていると思われる(特に岩手県では、半数以上の町村がお盆に開催している)。又、豪雪地では荒天でせっかくの晴れ着が汚れる、或いは交通機関の乱れに巻き込まれるなどのアクシデントも考慮されている。



成人式が抱える問題

元々成人式は、法律の趣旨にもあるように、一定の年齢に達した青年を行政などが祝福・激励し、これに対して若者が「自立した社会人として責任ある態度を持ち、より良い社会を築くために貢献する」事を決意し、それを広く社会に啓蒙するためのものだった。しかし、1970年代に入ると、出席率の低迷などによる成人式離れがクローズアップされ始めた(これには受験戦争の激化による浪人の増加で、大学入試センター試験と重なる、あるいは直前になるため宿命的に出席できない事情も影響している。実際、共通一次試験時代の1983・84年、及びセンター試験となってからの1994・95年は成人の日当日に試験が実施された)。

それに加えて、最近では新成人が会場に入らない、会場に入っても私語がおさまらない、会場内で携帯電話を使う、そして一部では、会場で暴れるなどの問題も顕著になっている。公務執行妨害を理由とした事件を中心に逮捕者が出るほどの騒ぎに発展した市町村もある。又、新成人の中には中学や高校の同窓会的な意味合いで成人式が捉えられるようになってきた。そのため、成人式というイベント自体の存在の意義が問われている。

成人式での七五三現象とは、式に出席する若者が、外面的には着物で豪華に着飾っていても、会場では久し振りに会った友人との談笑などに熱中する余り、主催する自治体首長などの式辞・講演に関心を示さず式典が騒がしくなり、その結果、本来一人前の大人としての決意をすべき場である成人式が、かえって若者のモラル低下を露見させる場となってしまう現象のことをいう。2000年に静岡市の小嶋善吉市長は、式翌日の記者会見でこの問題を指摘し「成人としての名に恥じる成人式に税金を投入して続けるより、いっそ式そのものを打ち切りにすべきではないかと思う」と発言した。だが、後述するように呉服業界から抗議が相次ぎ、結局大幅縮小という形で継続となっている。

現在の成人式の原型となった青年祭の「次代を担う青年達に明るい希望を持たせ励ます」といった趣旨は、もはや現代の若者にはそぐわないものであり、せっかく税金を使ってまで会場を借り切ったところで、まともに式典に参加する若者がいないのでは、結局、税金の無駄遣いとなっている面が否めない。財政削減政策が叫ばれている中、公共的な成人式は廃止し、どうしても記念的なイベントを求める人は、各自が自費でホテルや会場を借り切ってイベントを行なうべきだとの声もある。

成人式離れの一因には上記のような背景が考えられるが、このように式が荒れるような印象を持たれる為に敢えて出席を控えたり、荒れる式の模様がマスコミに取り上げられる影響で、「単なる目立ちたがり屋が騒ぐだけ」と冷ややかに見ていたりする新成人も少なくは無い。


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